多くの人が待ち望んでいた日がやって来ました。消費者向け Microsoft Windows 7 がいよいよ正式に発売され、一般向けに提供されます。これが意味するのはデルなどの PC メーカーは Windows 7 を搭載した製品の出荷を始められるということです。当然のことながら、大手企業や他のエンタープライズではベータ版プログラムをしばらく前から利用しているので、先週の発表は個人消費者の Windows 7 使用を意識したものでした。 Microsoft はニューヨークなどでイベントを開催し、同社 CEO スティーブ・バルマー 自身が マット・ラウアー の Today Show に 5 分以上出演し、Windows 7 の長所を熱く語りましたが、これも主として消費者に向けたものでした。私の見解では、Windows 7 は、ほとんどすべてのPC に搭載して出荷されるため、消費者にとっては既成事実となります。

今日お話ししたいのは、なぜ大企業は Windows 7 を検討すべきかということです。エンタープライズは実際の意思決定がされる場所であり、企業には切り替えを始めるべき理由があると思います。

デルは最近、1105 Government Information Group と協力し、Windows 7 の導入について 連邦政府の IT の意思決定者に対する調査 を実施しました。その結果、72 % が自身の属する組織では Windows Vista を導入しなかったと回答したことは驚くべきことではありません。Vista を導入しなかった組織の多くは、おそらく Windows XP を使用しており、さらには Windows 2000 を使用している組織もあるかもしれません。

Forrester Researchは先日独自の レポートを発表し ( “民間企業のWindows 7  導入の見通し”)、新しい OS への移行に関してたくさんのヒントを提供しています。そのレポートは、中小企業で使用されている PC の約 79 % はまだ Windows XP を運用していることを示しており、当社が行った連邦政府に関する調査と一致しています。

新規 OS と Windows Vista 及び Windows XP との比較はたくさん行われています。多くは Windows 7 が XP に非常によく似ていることを指摘しており、大企業の多くの CIO はなぜOS を切り替えるのか不思議に思っていることでしょう。結局のところ、企業の現場で OS の切替を主張したところで、IT 担当者は昇進できません。

昨今の経済状況により、IT 投資が非常に緊縮していることは周知の事実です。しかしながら、ラップトップやデスクトップを4 年以上使用し続けていると、メインテナンスや消費電力が高くなり、 従業員の生産性を低下させることがあります。 IDC によれば、きちんと 管理された3 年サイクルの運用と、不十分な計画による長期の運用とを比較した場合、ノートブック PCとデスクトップPCの取得、管理、および廃棄に必要な運用コストは後者の方が最大20.5%上回る場合があります。

J. Gold Associates は、ノートブックPCを4年から5年間運用した場合、エンドユーザの生産性低下に伴うコストは9,600ドルに達し、また保証期間が終了したノートブックPCの修理に要する費用は1,425ドルにも達する場合があると発表しています。

失われた従業員の生産性低下を検証するため、デルは現行のノートブック製品 Latitude と3-4年前の同等なモデルを比較するパフォーマンス調査を委託実施しました。以下にその結果の一部を示します。

· Windows 7 を実行する Latitude E4300 ノートパソコンのバッテリー持続時間は、3年前の Latitude D620 で Windows XPを実行した場合よりも、最大 85 %向上

· Windows 7 を実行する Latitude E6400のパフォーマンスは、Windows XP を実行する Latitude D620よりも最大 63 %向上

· Windows 7 を実行するLatitude E6400 ノートパソコンは、前世代の Latitude ノートパソコンと比較して最大 29 %の起動時間の短縮が可能

(上記の詳細は、 ここの脚注でご覧いただけます。)

従って、コスト面を除けば、Windows 7 のパフォーマンスと強化された機能は十分な移行の動機となります。また、Microsoftは同社が提供する Windows XP のサポートの終了日をついに発表しました。 Microsoft のサポートサイトによれば、Windows XP は2010 年 7 月 7 日から「延長サポート」の段階に入り、延長サポートは最終的に 2014 年 4 月に終了します。その時期はまだ先に思えますが、アプリケーションを評価し、計画の実行方法を決定するには時間がかるため、多くのアナリストは大企業に 今すぐ移行計画に着手することを推奨しています。従って、移行は「するかどうか」よりも、むしろ「いつするか」の問題であるようです。

デルは最近、アプリケーションの互換性、ハードウェアの互換性、移行の準備を評価し、Windows 7 への移行をできるだけスムーズに行うために必要な推奨事項を提供するために、デル のWindows 7 レディネスアセスメントサービスを発表しました。しかし、アプリケーションは移行プロセスの一部に過ぎません。当社は、これほど重大な移行を実行する方法だけを説明するウェブキャスト “Windows 7 への移行準備” を立ち上げています。ここでは、IT 担当者が考慮すべき以下の問題も取り上げています:

· ウェブアプリケーションを含む、アプリケーションの互換性の決定

· 新しいシステムのイメージ化及び実装テクノロジーについて考慮すべき点

· 新しいバーチャル化技術の活用方法の決定

· 32 ビットまたは 64 ビットのどちらの OS を実装すべきかの決定

· 移行が必要な膨大な量のユーザデータへの対処

· 多数のデバイスを使用して分散化が進む従業員の管理

· IT 部門及びエンドユーザーの両方のトレーニング

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